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グランドブタペストホテル

ドイツとイギリスによるコメディドラマ
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ベテランコンシェルジュと新人ベルボーイのドタバタドラマ

仮想のズブロフカ共和国が舞台
ひとりの少女がかつて基地のあった場所で、ズブロフカ共和国の有名な作家の本を読む。
内容はアルプスの麓ズブロフカにあるグランドブタペストホテルの話

現在のオーナーの老人がシーズンごとに表れては、狭い従業員宿舎にわざわざ泊まるのか疑問に思った好奇心旺盛な放浪の若手作家。
老人に訳を訪ねると、食事でもしながらという話になり、ワインを片手に老人は語り始める

伝説のコンシェルジュ、グスタブ(レイフ・ファインズ)から仕事のイロハを学ぶ若きベルボーイ見習いのゼロ
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グスタブはセレブレティなマダムに人気があった。グランドブタペストホテルにセレブが通うのはグスタブ目当てと言ってもおかしくは無かった
老女達を女性として扱い、女性としての喜びも与える
そして彼も成り上がる。
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そんな彼の大切な顧客のひとりの老女がこの世を去る
事故かと思われていたが、莫大な遺産目当ての殺人という事がわかる
しかし、そんな事は関係ない。ただ最後のお別れをしようと老女の城へゼロと共に向かうグスタブ。ところが老女は遺産の一部
国宝級の一枚の絵をグスタブ宛に遺言していた。コレを不服とした息子のドミトリー
。遺言は無効だと訴える。
こうなれば、早く持ち去ったもん勝ちとばかりに、老女の執事セルジュの協力も得て絵画を盗み出す事に成功する

絵画を取り戻そうと、殺人探偵を雇い徐々にグスタブを追い詰めるドミトリー
相続を誰にするか遺産の謎を握ったまま、執事のセルジュも身の危険を案じ逃走
こんな感じで後半のドタバタに突入なのです

CG全盛期の現代に、あえて安っぽい特撮でのドタバタが心地よい
サンダーバードやスティングレイなどのリアルを追求するアメリカン特撮とは違い、あえてハズすことによるバランス。。。
ユーロ圏独特の間合い。。。絶妙です。
たくさんのアカデミー賞候補になり、受賞は美術賞など4部門

ホントにユーロらしいセンスのいい作品

遺産相続と殺人
戦争と移民
とかく重くなりがちなテーマを
豪華俳優陣で軽快なテンポで描いた快作

何度でも見直したい一本です
まだの方は是非

んなマタ
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by mochi-moon | 2015-11-03 10:40 | 未分類

さすらいの豚骨オヤジの独り言


by mochi-moon