ダンガル きっと強くなる

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彼の主役作2009年の
『きっとうまくいく』は当時のインド最大のヒット作になりました


今回の主役の頑固おやじを演じるのも

同じくアーミル・カーンさん
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インドでは国民的大スターらしいす


アタクシはボリウッドはあまり観てないですが顔だけは覚えてましたw


ダンガルとは

レスリング競技
人間の尊重を表す
情熱的に戦い続けるファイター

などの意味があるそうです





今回のお話は

超が付くほど誰でもわかる単純なストーリー



お父さんが
2人の姉妹にオリンピックのレスリングでメダルを取らせる‼️

と頑張る話です 笑





インドの田舎に住む公務員のマハヴィルお父さん

元々はレスリングでインド国内チャンピオンまで登り詰めたスター選手



だが生活の為に引退し

自身の果たせなかったオリンピックでメダリストになるとの夢を息子に託します


しかし


産まれてくる子は全て女の子




失意で年齢的にも夢を諦めかけたある日




2人の姉妹が男の子とケンカをし


相手をボコボコにして帰って来ます




ケンカ相手の親が乗り込んで来て
一応は謝罪するマハヴィルだったが


『アイツらは弱い』と反省の色もない姉妹に1人ニヤリとほくそ笑む父



娘の格闘技の才能に気づいたマハヴィルはこの日から2人の姉妹をオリンピックでメダルを獲らせると

硬く固く心に決めます

この意思のカタさが他のお父さんとは
一味も二味も違います 笑


自分は変人扱いされてもいい

姉妹には人間らしい人生を歩んで欲しいと



しかし
訳のわからない姉妹からすれば
超ド級のいい迷惑です


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まずは毎朝5時に起きてランニング

この時点で姉妹の心は折れますw

 
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ありとあらゆる方法で抵抗しますが



父の手綱は緩む事なく


1人で戦う事の厳しさ実感し
最後は自分の力で何とかするしかない

事を教える為

川に突き落とされたり
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女の命であるとされる髪をバッサり切ったり


短パンでトレーニングさせられたり


インドでは女性はみんな民族衣装のサリーに身を包んで肌の露出を控えています

短パンなんて女を捨てたも同然

短髪で短パン
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思春期の女の子にはとてもツライ仕打ち

しかしこの姉妹


ホントに健気にめちゃくちゃ頑張るんです


もう涙腺がヤバいです





地元に女子のレスリング選手はいません

練習相手は男子のみ


練習申し込みに行っても

戒律の厳しいインドでは当然断わられる

仕方なくお父さんの自作の畑の練習場で日々過酷すぎるトレーニング


なんとか形になり
次第に才能を咲かせ始める姉妹


そろそろ対外試合だと息巻くお父さん


当然、どこの試合も断わられる



男女の試合なんぞ成り立つものかと
門前払い



しかし、ある試合会場での事

興行成績が振るわない業業主から

客寄せの為にと特別に一試合だけ出場を許された



姉のギータが出場するのだか


大方の予想に反しお父さん仕込みのレスリングを炸裂させ男子選手をバタバタと倒していく


圧勝で優勝したギータは瞬く間に地元の英雄になっていく



ココからの快進撃は
もう観ているだけでも痛快

スカっとします!



まずは姉が国内チャンピオンになり

妹も続きます


国内チャンピオンは皆、インド政府から決められたアカデミーで強化選手として集団生活をしなければなりません



これまで二人三脚だった
お父さんとも離れ離れ




コーチもインド政府が用意したコーチに変わり、指導方針も最新トレーニングを取り入れたものに変わる



新しいコーチは

『お父さんのレスリングは古くて通用しない』
と父の指導を否定する



成長を自身の手柄にする為
ギータに最新のトレーニングを導入させ
戦術まで変えていく



これまで負け無しだったギータ

しかし、国内でも負けるようになり
極度のスランプに陥る


父との関係も悪化し

決定的な溝となる事件が起こる


最新のトレーニングこそ本物だとマインドコントロールされたギータは

指導方針を巡り父と口論になり

自身のトレーニングは正しいと証明する為に父にレスリング勝負を挑む



現役バリバリの強化選手のギータに
年老いたお父さんは善戦するものの
体力で押し切られてしまう


この勝利で
もう父から学ぶ事はないと
ギータは父を無視するようにアカデミーに戻っていく



しかし結果は出ません



新しいコーチの元では限界がありました

ギータの特性を理解せず
間違った戦術を強いていたからです


スランプに苦悩するギータ




やがて妹のバビータもチャンピオンになりアカデミーにやってくる


バビータは父の指導を信じ
絶対に正しいと思いココまでやって来た

だから何も変えるつもりはないと
強い意思で言い放つ


そんなバビータの姿勢と父との信頼、愛情に心を打たれ



父と和解がしたい



涙ながらに謝罪と感謝を伝えるべく
電話をするギータ


母から受話器を渡されたお父さんは


確執のある娘からの突然の電話


しばらく考え込んだ結果

ギータの電話に応じます


ソコで娘からの謝罪と感謝


そして今後の指導のお願い


本人達も泣きながらですが





この電話のシーンは


もうホントに

バカみたいに

泣けます


『ローグワン』級に

イヤ


それ以上に


アタクシは
劇場じゃなくて良かったです


翌日、目が腫れるほど泣きました 笑




ココから本来の攻撃型のスタイルを取り戻し


ギータの爆進が始まります


さて、国際大会


結果はイカに!







この映画の凄いところは



巨人の星もビックリのスポ根物語が
全て実話だという事


実際のギータとバビータ姉妹です

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吉田沙保里選手とも対戦したとの事です


ガチなヤツだったんですな…


真実は小説よりも稀なり

と申しますが


凄い


凄すぎる


男尊女卑のひどいインドにあって
このストーリーは奇跡です


実際、作中にも
幼少期、レスリングがイヤでイヤで仕方ない姉妹に対し友人が打ち明けます

『インドでは女は子供を産んで育てて家事をするだけの道具。適齢期になると嫁に出され誰も関心ももたれず感謝もされない。でもあなた達は違う。あのお父さんはあなた達を人間として見ている。キチンと扱っている。あなた達は全てのインド女性の希望だ』と



未だに階級制度のカーストが根底にあるインドでは女性は家畜と同じような扱いなのかもしれません


そんな中
肌を出し、髪を短く切り
男子選手とレスリングをするなど考えられない事でしょう


全く奇跡です

コチラ本物のご家族写真
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全くなんちゅースーパーおやじでしょう


父を信じ結果を出し続けた姉妹も凄い


凄すぎる




そんなインドの嘘みたいに激アツな父と姉妹の愛の物語



インドの差別意識などの問題も含んだ
ただのスポ根映画ではない


超大作

インドのボリウッド作品はイキナリ歌って踊るのがパターンですが

本作はまったくありません

苦手だった方も多いようで

そこがこの映画が大成功したひとつの要因だと思います



でも



見終わりには必ず



ダンガル🎵 ダンガル🎵と歌っていると思います 笑



まだの方は是非




んなマタ
May the force be with you

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by mochi-moon | 2018-03-29 20:37 | 映画

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by mochi-moon