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トゥルー・ロマンス

【マイボディガード】ついでにせっかくなのでトニー・スコット作品を連発しましょうかね

彼の残した作品は初監督作から数えて16本
もう彼の新作を観ることはありません
享年 68歳
カルフォルニアの橋から飛び降りて彼は自らの命を絶ちました

兄の大監督リドリー・スコットと自分を比較してしまった故の劣等感なのでしょうか
キャリアの終わりが近づいて何かしらの心の乱れかもしれません

2012年訃報を聞いた時にはとにかく残念でした

意識して観た訳ではないけど
彼の作品は全て観ていました

それくらいい秀作が多いです



キャリアのスタートは【ハンガー】
当時20代前半のアタクシには何が面白いのやら一向に理解出来ませんでした

吸血鬼の話だったことと、デビッド・ボウイが出てたことくらいしか記憶にありません

しかし、後に高評価され
未だにカルト的な作品としてソッチの世界では有名らしいですw





2作目にして早くもスマッシュヒットを撮ります!

トム・クルーズを世に送り出し
日本では空前のフライトジャケットブームを巻き起こした快作【トップガン】

最近でもMA-1フライトジャケットは若い子らに流行っていますが
その昔オッさん達もアルファだスカイラインだと競って着てたんやぞと声をダイにして言いたいw



その後もヒット作を連発
エディ・マーフィーの出世作
【ビバリーヒルズコップ2】

この映画でリベンジの意味を知りました
ケビン・コスナーの
【リベンジ】

再びトム・クルーズとのタッグ
【デイズ・オブ・サンダー】

マクレーンのイメージそのままの
ブルース・ウィリス
【ラスト・ボーイスカウト】

そして初監督作の【レザボア・ドッグス】が話題になるもまだまだ新人監督だったタランティーノが次作の
【パルプ・フィクション】を撮る資金集めの為に泣く泣く売却した脚本

傑作【トゥルー・ロマンス】
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プレスリーとカンフー映画を愛し
コミックショップで働くクラレンス

この夜も一人寂しくカンフー映画の3本立てナイトショー

そこへ金髪美女のアラバマが現れる


彼女は馴れ馴れしく隣に座り
上演後にクラレンスを誘う
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一夜を共にした2人だったが
アラバマは1人ベッドを離れ後悔する

理由は自分はコールガールで
コミックショップのオーナーから頼まれてクラレンスの元へ行き相手をするよう頼まれたと告白する

アラバマはクラレンスへのバースデープレゼントだったのだ

しかし、彼女は本心からクラレンスに恋をして後悔していると告げる


この告白に心動かさせれ
クラレンスとアラバマは翌日婚姻の手続きをする
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娼婦の彼女を自由の身にすべく
ポン引きのドレクスルに1人交渉に向かうクラレンス

交渉は決裂し
もみ合いの末ドレクスルを射殺してしまったクラレンス

彼女の荷物をトランクに詰めて持ち帰る

ところがトランクを間違えてしまう

トランクの中身は薬の売人でもあったドレクスルの大量のコカインだった



しかもそれはイタリアンマフィアからの預かりもの


大量の薬をさばくには芸能界だと直感したクラレンスはロスの俳優見習いの友人を頼って旅立つ

イタリアンマフィアも彼を追い
コカインを取り戻すために必死になる


ロスの大物プロデューサーに売り込むクラレンス
イタリアンマフィアは彼らの宿を見つけ出し1人留守番のアラバマを襲う…
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クラレンスの大量の薬に気づいた警察も動き始め

2人とイタリアンマフィア、警察
それぞれの思惑がプロデューサーの部屋に集まる




クラレンスには当時はほぼ無名の
クリスチャン・スレーター
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この後は
【インタビュー・ウィズ・バンパイア】
【告発】などの作品に恵まれますが
その後は尻すぼみ

未だに代表作は本作クラレンス役ではないでしょうか



パートナーのアラバマには
こちらも当時ほぼ無名のパトリシア・アークエット
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後にニコラス・ケイジと結婚、離婚

【6歳のボクが大人になるまで】の
母親役で助演女優賞オスカーを獲ります



この作品にもタランティーノ色が色濃く出ており
カンフー、日本映画、千葉真一、ゾンビ、マフィアのキーワードが数多く登場します


またタランティーノ作品には多くの豪華脇役が登場しますが
本作もサミュエル・L・ジャクソン
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ゲーリー・オールドマン
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デニス・ホッパー
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クリストファー・ウォーケン
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ブラッド・ピット
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と豪華すぎるキャスティング



サミュエル・L・ジャクソンはワンシーンなので全く気付きませんでしたが

多くのシーンで登場していたポン引きのドレクスルがゲーリー・オールドマンだったのはびっくりしました


彼はキャリアのスタートがシド・ヴィシャスなのでバイオレンスなイメージですが全く気付きませんでした
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この2人は後から何度も観返してやっと気付きました




タランティーノの本では完全なるバットエンディングだったらしく
監督のトニー・スコットがどうしてもハッピーエンドを望んで
大モメにモメたそうですw
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結果的にハッピーエンドで良かったとアタクシは思いますが
タランティーノ版のバットエンディングも観たかったなぁと思います



未だにコアなファンの多いカルト的な作品ですが
ガチガチのタランティーノ作品ではないので彼の作品が苦手な方も大丈夫ですw






まだの方は是非!

しばらくトニー・スコット特集続きます


んなマタ
May the force be with you

by mochi-moon | 2018-05-11 10:10 | 映画

さすらいの豚骨オヤジの独り言


by mochi-moon