書いてなかったなー
アタクシはタランティーノ作品は監督、脚本、製作のほとんどを観てますが
実は地味なんだけどこの
『Jackie Brown』がとても好きです

タランティーノの長編監督作品としては3本目
『パルプフィクション』と
『キル・ビル』の間です
主演は彼の作品としては初の女性
ジャッキー・ブラウン(パム・グリアー)
この人知りませんでした
調べると、70年代にブラック・スプロイテーションフィルムなるムーブメントがあり、その中のスターらしいです
中でも

この『COFFY』ってのが金字塔的な作品らしく
その主役げジャッキー役のパム・グリアさんだとか
流石は映画マニアのタランティーノです
おそらく彼女はタランティーノの中ではスーパースターなのでしょう
もう1人の主役とも言って差し支えない存在に
『パルプフィクション』で一躍スターに躍り出たサミュエル・L・ジャクソン
今回は悪役です
前科者の武器密売人
保身の為なら躊躇なく仲間も殺す非道なヤツ
その相棒には
なんと

名優 ロバート・デ・ニーロ
この配役は驚きました‼️
すげータランティーノ‼️って
この時点ではまだ2本しか撮ってない駆け出し監督の映画に出るんやーて
当時のデニーロは
『ヒート』『ザ・ファン』などで
売れまくりの時期なんで
よく出たなぁーと
しかもタランティーノがデニーロに与えた役のイメージが
"積み上げられた洗濯物"だそうです😊
銀行強盗でドジを踏み服役して
戻ってきたばっかの冴えない中年男
またに"積み上げられた洗濯物"
やっぱデニーロは凄いです
こんなイケてないデニーロは初めて観ます😜
今でこそ
『マイ・インターン』などで
昔はバリバリだった枯れた老人役などやってますが
当時はまだ現役バリバリの頃
そんな時期にこの冴えない役を受けるデニーロの俳優としてのフトコロの深さが素晴らしい
極悪人サミュエル一味を追う火器係の刑事にマイケル・キートン
当時は『バットマン』が代表作でしたが
今はアレハンドロ・イリャリトゥ監督の
『バードマン あるいは』ですよね
オスカー主演男優賞にもノミネートされました
まだまだ意外なキャストが
サミュエル一味のドラック漬けの尻軽女役に
なんと

ブリジット・フォンダ
じーさんにヘンリー・フォンダ
父にピーター・フォンダ
叔母にジェーン・フォンダ
ハリウッドのサラブレッド一家のスーパースターをホントにクソ女の役で使う
すげータランティーノ
受けるブリジット・フォンダもすげーw
それだけ当時のタランティーノ作品には魅力があり
スター達も出演したかったのかも
パルムドール監督の新作だからね
ステイタスもあったんでしょう🤭
本作もタランティーノ節は爆発してます
古ぼけたフィルムのような画質
6、70年代のやソウルミュージック
長回しのワンカット
マシンガンのようなセリフ回し
やりたい放題のタランティーノワールド
でもやっぱり彼のは"本"か素晴らしい
本作も彼自身の脚本ですが実に良く出来てます
女性を主人公にするって言っても
2.30代のキラキラした女性ではなく
人生の岐路に立つ40代の黒人女性
過ちにより大手航空会社の華々しいキャリアを手放し
今は地方の航空会社に薄給で勤めるベテランCAのジャッキー
生活の為、武器商人の現金をメキシコから運び小遣いを稼ぐ日々
お金、ドラック、強奪、殺人
タランティーノ作品の定番です
ストーリーは単純で書くとネタバレになるんでやめます 笑笑
映画オタクがヒット作を生み
潤沢な資金を得て、やりたい放題に自分のワールドを展開した快作です
ホントいい映画です
まだの方はぜひ
んなマタ
May the force be with you😜