脚本 アキヴァ・ゴールズマン
主演 マシュー・マコノヒー、サンドラ・ブロック

監督は80年代青春映画全盛期のヒット作
「セントエルモスファイアー」や「フラットライナーズ」などの方
脚本は「ビューティフルマインド」や「ダヴィンチコード」など
原作は法廷モノの第一人者ジョン・グリシャム「法律事務所」「ペリカン文書」「依頼人」などヒット作ばかり
本作は彼の処女作で、出版化には多くの出版社に断られたとか。
当時の情勢を考えると、黒人社会とKKKを扱った題材はヘビー過ぎたのかもね
後にヒット作を連発するようになってから、やっと出版化されたらしいっす。。。
物語の舞台は南部ミシシッピー州の架空の街。人種差別論者がまだまだ幅を利かせていた時代。流石にKKKなどの過激な差別論者は大人しくなっていたものの、まだまだ根強く残ってる地域
白人の差別主義者のジャンキー、ビリーとウィラードはこの日も昼間から酔っ払い好き放題暴れていた。
ビールを買った黒人店主の店では悪態をつきヤリ放題
その店に買い物に来ていた黒人少女も毒牙にかかり、暴行し強姦されてしまう

直ぐに検挙され、投獄されるが、父親のカール(サミュエル・L・ジャクソン)は、白人が重罪に問われる事はなく、直ぐに無罪放免になる為、自らの手で正義の鉄槌を下す決意を弁護士の ブリガンス(マシュー・マコノヒー)に告げる
親友でもあったブリガンスはカールが本当に犯行を行うはずがないと保安官には告げ無かった。
しかし、カールは夜中の裁判所に忍び身を潜める。翌日は公判初日。
法廷に姿を現したビリーとウィラードを襲撃し、あっさりと射殺してしまう。
人種差別主義の残る地域での黒人による白人射殺事件
全く勝ち目のない争いになることは明らかだ
担当検事は次期州知事の座を狙うルーファス(ケビン・スペイシー)

負けるはずが無く、簡単に終わる裁判を自らの選挙の好材料に利用しようと息巻く
親友の離婚専門弁護士は勝ち目のない裁判は止めて、もっと金になる裁判をとブリガンスに助言する
実際ブリガンスの事務所の経済状態は火の車だった
しかし、ブリガンスは師匠であるウィルバンクスの教え通り、法に生きる者の使命として、親友カールの弁護を引き受ける
死刑反対論者の法学生のエレン(サンドラ・ブロック)は、死刑判決になりそうな本件に興味を持ち自身のキャリアアップの目的でブリガンスに協力を名乗り出る

エレンの父親もまた弁護士で、アメリカでは有名人だった事、エレンが有能だった事などから協力を快諾するブリガンス
しかし、白人遺族でビリーの弟コブ(キーファー・サザーランド)は、絶滅したと思われたKKKに参加して活動を過激化していく
ブリガンスの事務所秘書の自宅を襲撃したり、ブリガンスの家に火を放ったり
最終弁論前日にエレンまでも誘拐する
事件をきっかけに団結し立ち上った黒人
復活してきた過激なKKK
街を二分したような騒ぎが連日裁判所前で起こる
判決次第では全米各地でデモの可能性もあるとして、黒人人権協会も乗り出して来て裁判は大きな話題となる
検事のルーファスは注目の裁判で負ける訳にはいかず、あらゆる手を使って、判事、裁判官、陪審員は全て白人を揃える
裁判が進むにつれ、当たり前に形勢はルーファス陣営有利に運ぶ
残された最終弁論
周りの多くの犠牲を払いながらも、正義の弁護士ブリガンスの魂の最終弁論が始まる
もう、お気づきでしょうが
出てくる名前が全てオスカー俳優ばっかです( ;´Д`)
96年の作品ですから、まだまだみんな若いですが、やはり流石の演技力
中でもケビン・スペイシーは前年の「ユージュアルサスペクツ」で助演男優賞をゲットした直後なんで気合いがハンパない
もう惚れ惚れするくらい憎たらしい検事役

ハマりまくってます♪(´ε` )
サミュエル・L・ジャクソンも「パルプ・フィクション」で、サンドラ・ブロックも「スピード」で両者共に注目され始めた頃だから目力が凄いのなんの
みんなバチバチですわ♪(´ε` )
もちろんマシュー・マコノヒーも本作で注目されました。
面白いところでは、KKKに入信し過激な殺人者と変貌する弟コブと
ブリガンスの師匠で事務所の前代表ウィルバンクスが実の親子
ジャック・バウワーになる随分前のキーファーと、「ハンガーゲーム」の憎っくき独裁大統領スノーで有名なドナルドのサザーランド親子です(^O^)
原作良し
監督良し
脚本良し
俳優良し
で、つまんねー訳がない
間違いなく名作です
まだの方は是非
んなマタ
May the force be with you
